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桜井 勉; 高橋 昭
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(1), p.86 - 87, 1994/01
被引用回数:9 パーセンタイル:75.49(Nuclear Science & Technology)再処理プロセスで銀添着シリカゲル(AgSまたはAC6120)は無機及び有機ヨウ素の秀れた吸着材として知られている。この吸着材は、さらに、二酸化窒素による有機ヨウ素の分解に、触媒的に作用することがわかった。このため、AgSを充填したカラムにヨウ化メチルと二酸化窒素を含む模擬オフガスを供給すると、AgS中の銀がヨウ素と反応した後もヨウ化メチルの分解が続き、ヨウ素が析出する。ガスクロマトグラフなどでAgSの吸着量を測定する場合、吸着容量を過大評価するおそれがあるので注意が必要である。
桜井 勉; 古牧 睦英; 高橋 昭; 出雲 三四六
Journal of Nuclear Science and Technology, 21(11), p.877 - 879, 1984/00
被引用回数:3 パーセンタイル:59.52(Nuclear Science & Technology)再処理溶解工程オフガス中には1~10ppmの有機ヨウ素(主成分はヨウ化メチル、CHI)が含まれていると言われているが、それがゼオライト(ヨウ素除去用の吸着材)中でどのような挙動を示すか不明であった。著書らはCHIとNOの混合ガスをゼオライト13X、銀展着ゼオライト(AgX)等に吸着させ、脱着ガスを分析した結果、CHIはゼオライト上でNOと反応しヨウ素(I)、硝酸メチル(CHNO)、及び一酸化窒素(NO)を生成することを見出した。同様な結果をヨウ化エチル(CHI)についても得ることができた。したがって、NOx共存下では有機ヨウ素もI同様にゼオライトで除去することが可能である。
桜井 勉; 古牧 睦英; 高橋 昭; 出雲 三四六
Journal of Nuclear Science and Technology, 20(12), p.1046 - 1047, 1983/00
被引用回数:5 パーセンタイル:68.01(Nuclear Science & Technology)銀を含まないゼオライトによる再処理オフガス中のヨウ素除去プロセス開発の一環として、ゼオライト13Xに対するヨウ化メチル(有機ヨウ素と主成分)の吸着挙動を調べた。単体ヨウ素(I)と同じく、ヨウ化メチルもNO共存下で効率よく吸着する。注目すべき現象として、吸着したヨウ化メチルがNOと反応し、Iを生成することを確認した。有機ヨウ素も銀を含まないゼオライトで除去可能との見通しを得た。
中瀬 吉昭; 吉田 勝; 伊藤 彰彦
JAERI-M 6083, 34 Pages, 1975/03
前報に引きつづき、テトラオキサンの重合の際に、連鎖移動剤として酸無水物を使用すると熱安定性の良好なポリマーが固相重合で得られることを見出した。また、コモノマーとして環状アセタールの酸素原子の1個をイオウ原子に置換した化合物を使用した場合にも、生成ポリマーの熱安定が向上することを見出した。環状アセタールと同様、共重合帯が得られたものと考えられる。また、このようなコモノマーを用いた場合、環状アセタール添加系とは若干異なる重合結果が得られた。すなわち、重合系に酸素が存在すると重合収率、および、ポリマーの熱安定性が、酸素の存在しない場合より良好になること、また、重合速度は小さいが、一般に起らないとされているテトラオキサンの放射線液相重合が進行することを明らかにした。その他、各種の連鎖移動剤、あるいは、コモノマーとしてのヘテロ環状化合物を添加し、同時安定化重合を可能にする物質の探索を行なった結果のほとんど全てを集録した。
木谷 進; 池沢 芳夫
保健物理, 9(4), p.223 - 231, 1974/04
この総説は軽水型発電炉の冷却材喪失事故時に放出される気相ヨウ素の化学形と捕集をまとめたものである。ヨウ素の化学形の大部分は元素状であるが、一部はヨウ化メチルであると考えられる。気相ヨウ素は格納容器内においてスプレと空気浄化系により、また格納容器から漏洩したヨウ素は他の空気浄化系により除去される。これらの空気浄化系は添着活性炭、HEPAフィルタおよび附属装置から構成されている。ヨウ化メチル除去のために活性炭に添着される物質はトリエチレンジアミン、KIそしてSnIが知られている。これらの添着炭は相対湿度97%以下の条件で使用されなければならない。良い捕集効果を期待するには、これらの活性炭が大気中の不純物を吸着して劣化する点を考慮しておかねばならない。
中瀬 吉昭; 吉田 勝; 坂本 昌弘; 伊藤 彰彦
JAERI-M 5601, 40 Pages, 1974/03
テトラオキサンの放射線固相重合の研究において、再結晶溶媒の重合速度におよぼす影響を検討する過程で、ハロゲン化炭化水素がテトラオキサンの重合を開始することが判明した。とくに、ヨウ化メチルによる重合の場合、非常に高分子量のポリオキンメチレンか得られる。また、ヨウ素存在下でテトラオキサンを重合した場合にも高分子量ポリマーが得られることがわかった。これらの重合開始剤は、同時安定化重合に非常に有効であることも判明した。ハロゲン、またはハロゲン化炭化水素と放射線照射を併用すると、相乗効果があり、重合速度が大きく増加する。この放射線照射併用の条件を検討した結果、開始剤添加量が非常に低く(1~10ppm)ても十分な速度でテトラオキサンを重合することができた。また、ハロゲンとハロゲン化炭化水素の混合物を重合開始剤とする場合にも相乗効果を認めた。
木谷 進
原安協だより, 31, p.80 - 105, 1973/00
原安協FP専門委員会が取上げた課題「有機ヨウ素問題のあらまし」の一部としてまとめたもので、原子炉燃料からスタックまで移行する放射性ヨウ素のCHIとしての挙動、炉水中の化学形、格納容器への沈付着、および放射分解について述べている。